金継ぎ 第4弾

台風も何度か過ぎて、少し涼しい風も感じられる今日この頃です。いかがお過ごしですか。
今回の講習会はゆいツアーデスク大好評企画につき恒例になっております「金継ぎ」の4回目です。
講師は、大阪でのご自分の作品展の準備でお忙しい中駆けつけて下さいました、江藤雄造先生。
先生の講習会は、とにかく楽しい。お話しも軽快で楽しいんですが
指導もリズムよく一人一人に合った作業を的確に言ってくださいます。
皆さま凄い集中力でした。

エポキシ樹脂で補修した部分が乾いたら、カッターナイフで表面が均一になるまで削ります。
この作業はとても大変。少しずつ削っていたらいつまでたっても終わらないし、大胆に削ると
削りすぎてしまう事になり、またエポキシ樹脂を付け直さなければならなくなります。
繊細な作業に「上手くいかないです」と音を上げる方も。
「最初から上手くいったら、弟子にきてもらいます!」と江藤先生。
常に、楽しい会話がはずみます。
でも、先生が手をいれられとすぐビシッと形通り決まります。

気に入って購入された急須。使用数回で落として割れてしまい
今回金継ぎで修復に挑戦されました。
割れた本体は、強力な接着剤でくっつけ、ふたの欠けた部分はエポキシ樹脂で補修。
樹脂で補修し、表面をきれいに整えたら、上からの漆を塗ります。
そして金粉を綿で押さえいきます。
金を施し終わると、皆さま「わあー!素敵」と感激されます。
物を大切にする気持ちが素敵な体験につながりました。

江藤 雄造

1982年兵庫県姫路市生まれ。学生の頃から家業を手伝い、重要文化財の修復・個展などを行いながら2013年香川漆芸研究所研究院を卒業。2014年日本伝統工芸近畿展「新人奨励賞」、兵庫工芸展「大賞」など受賞。各地で金継ぎ・漆教室の講師を務める。2018年「江藤漆美術工芸」「Urushi Amuse」設立。

リンク:https://www.yuzohetoh.com/

真結の旅

私達がつくる“いまだかつてないバス旅”、 それが「真結(ゆい)」であり、風呂敷の結び方である“真結び(まむすび)”から由来したものです。 “本物”の旅を身体と心で感じていただき、そしてその感動をお客様が共有(結びつき)していただける“こだわり”のツアーブランドです。 観光地やお食事、そしてお宿と、“こだわり”だからこその工夫や心づくしを凝らしますが、決して“本物”=“高級”ではなく、質素な中にも“本物”を追求した旅程を、経験豊かなプランナーがご提案いたします。