もこもこのブローチ

ふっくらとした独特の肌触りや見た目がとにかく可愛いパンチニードル。身に着けているだけで、なんだか暖かくなるような気持にもさせてくれます。そんなパンチニードルは、専用の針に糸を通してプスプスと刺すだけで、まるで塗り絵を塗るような感覚で、もこもことした模様を描くことができます。初心者の方でも手軽に、かわいい作品を作ることができる今注目のクラフトになっています。今回は兵庫県内でパンチニードルの講師をしている、阪本鈴代先生と、三根啓子先生に教わりました。

どんな組み合わせでも馴染む毛糸

パンチニードルには2つの種類があります。刺繍糸などを使う細い針のニードルと毛糸などを使う太い針のニードル。それぞれ制作できる作品が異なりますが、今回使用したのはオックスフォードパンチニードといって、ラグを制作する為に開発された道具で毛糸などを使う太い針のニードルを使います。
まずは、たくさんある毛糸の中から3色お選びいただきます。

使用する道具はパンチニードル 10号、パンチニードル専用の布、布を留めているのが生地をしっかりと固定してくれるフープです。

布にマーカーで線を入れます。つかう毛糸の色の配置を考えながら直線や曲線を書きます。つくるのが難しいのは曲線のですよと、先生の一言で受講者の多くの方が直線を選んでました。(写真は出来上がりが曲線)

パンチニードルに毛糸を通します。針の穴が大きめなのでスムーズに通すことができます。

ここからいよいよ図案通りに針を刺していきます。針は布に対して垂直に刺し、外側から内側に向かって進めていきます。ポイントは、布の上を滑らせるように同じ間隔で刺し進めること。そしてニードルで作るラグブローチしっかりと奥まで入れること。そうすることで針目が揃った綺麗な仕上がりになります。

裏側が実は出来上がりになります。表ということです。既にモコモコ感が出ておりますね。

色を変えるときは、刺し終わった毛糸と色が混ざらないように気を付けながらニードルをさします。

全て刺し終われば、フープを外します。

表はこちら。モコモコでかわいいの一言です。布を円に沿って切ります。最終、裏側にボンドで隠さないといけないので極力布を残さないように。

シュウマイを包むように、布をボンドで貼り付けていきます。

貼りつけたら、ブローチにするためにこちらにボンドでくっつけます。みなさん、どの向きにしようかなと回しながら思案されてました。

完成したブローチです。色も混ざっておらず、みなさんきれいに完成されてました。本当に、モコモコとでかわいくて、つい触りたくなります。

早速お洋服に身に着けてくださりました。またデスクにも身に着けて遊びにいらしてくださいね。

(左)三根啓子・(右)阪本鈴代

阪本鈴代:JGA日本グルーデコ協会認定講師。レザーシャインデコ認定講師。日本シードビーズ協会グルージュエリー認定講師。littlestar*hand weaving method 認定講師。公益財団法人 日本生涯学習協議会 監修・認定。兵庫県内ではパンチニードルの講師が2名しかいない。インスタグラム:marilibre_lag

真結の旅

私達がつくる“いまだかつてないバス旅”、 それが「真結(ゆい)」であり、風呂敷の結び方である“真結び(まむすび)”から由来したものです。 “本物”の旅を身体と心で感じていただき、そしてその感動をお客様が共有(結びつき)していただける“こだわり”のツアーブランドです。 観光地やお食事、そしてお宿と、“こだわり”だからこその工夫や心づくしを凝らしますが、決して“本物”=“高級”ではなく、質素な中にも“本物”を追求した旅程を、経験豊かなプランナーがご提案いたします。