3Dのような糸かけアートの世界

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この夏の暑さで噴き出す汗に困りましたが、やっと涼しくなり秋めいてまいりました。ゆいツアーデスク・コンシェルジュ出野上(いでのうえ)です。
新型コロナウイルスの感染拡大をきっかけに、3密を避け、不要な外出を控える「ステイホーム」スタイルが根付いて、私たちの生活は随分変わりました。自粛期間中に新しい趣味や今までとは違う自由時間の過ごし方を見つけた、という方もおられるのではないでしょうか?
今回の旅と暮らしを彩る講習会は、初めての取り組みとして簡単な作業ながらも出来上がった模様が奥深い、糸かけアートの魅力をクラフト作家の吉野ひろみ先生に教えていただきました。

32?15?14?数字が織りなすドラマ

先生が用意された板は、壁掛け時計のように丸い形状。よく見ると、小さな釘が打たれています。釘の数は32本。

まず、糸を4色選びます。きれいに並んだ30色の糸パレットから、悩みに悩んで決めた4色。同系色のグラデーションカラーを選ぶ方が多かったように思います。

32本の釘のうち、時計でいう12時にあたる針の部分を見つけて、そこが自分から一番遠い場所に置きます。
そこから時計回りに15本目の釘に糸をかけ、その次は逆時計回りに14進んだ釘に糸をかけて…

また時計回りに15進んで…の繰り返し

はじめのうちは糸をかける場所があっているのか不安で仕方なかった受講生の皆様も、いつのまにか、釘を指で追いながら「15・14・15・14」と無心に数を数えるように。その姿は指を折って数を数えることを覚えたばかりの、幼き頃のよう。

トントントン、心地よいリズムに乗って

1めぐりしたら糸を変え、2色目にとりかかります。次は12時の方向のスタート位置から時計回りに13進み、糸をかけたら逆回りに12進み。
「13・12・13・12」のリズムで釘の上を行ったり来たり。

ピーンと、蜘蛛の糸が張られたような細い線が放射状に広がって織りなす幾何学模様がとてもきれいです。

糸をかけて数を数える。この工程に慣れれば、とんとんとんとスピードが速くなります。
数える、糸をひっかける。いたってシンプルなこの作業に、飽きたり疲れたりしないのが不思議です。

交差する、層をなす、糸かけは3D!

3巡、4巡目にとなると皆様も慣れ、32個全ての釘に糸かけを終え、糸の処理をして出来上がり。
平面だけでなく奥行きも感じる糸かけアート。円の中を交差する糸と、1層、2層、3層、4層と重なる模様に光が当たって、幻想的な影を落としたりきらめきを放ったり。糸をかけ、数を数え、また糸をかける…とてもシンプルな作業なのに、現れた模様は壮大で複雑な曼荼羅のよう。
その魅力に引き込まれ、だれもが夢中になったひとときでした。

次の講習会は2020年10月21日(水)、和紙で彩る夢色切り絵です。今ならお席をご用意できますので、ご興味のある方はぜひご参加ください。

吉野 ひろみ

糸かけアート・デコパージュ・パステルアート・クラフト作家。自宅で教室を開くほか、出張講師として飛び回るなど活躍の場が拡大中。神戸市北区在住。

リンク:https://ameblo.jp/1959092168/entry-12574770617.html

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