あたたかさに包まれて
「手織り機で織るもこもこスヌードつくり」

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街のあちこちにクリスマスソングが流れています。12月に入り、特に朝夕は冷え込むようになりましたが、風邪などひかれていませんか?ゆいツアーデスクコンシェルジュの出野上(いでのうえ)です。寒さが厳しくなるにつれ、タイツはこれ、手袋はこれ、ストールはこれを巻いて…とコーディネートを考えるのも冬の楽しみの一つ。特に小物は防寒対策にもなり、ダークな色があふれる冬にアクセントとして楽しめる貴重なアイテムだなと思います。
2018年3月の「手織りでつくる小物入れ」講習会に続き、今回は手織り講師の中井智子先生に首元をあたためるスヌードつくりを教わりました。その様子をお伝えします。

見た目も美しい手織り機の仕組み

卓上に用意された織り機は、すでに経糸(たていと)がはられた状態。ピンと糸がはられた織り機は、まるで美しい竪琴のよう。
織り機の真ん中にあるヘドルを両手で持ち、上下に動かすことでできる三角のすき間に緯糸(よこいと)を渡していきます。
前回参加された受講者の方々は「そうそう、こんな感じだった」と思い出し、初参加の方もすぐにヘドルの動きのコツをつかんだようです。

たくさんの色から好みを選ぶ

まず、自分の好きな緯糸を選びます。かごいっぱいに並べられた緯糸は糸の素材・配色・太さなど実に様々。経糸との色合わせなども気にしながら選びます。織りはじめると「この糸好きだわ」とか「次はあの色を刺し色に使おうかな?」とだんだんイメージがわいてきます。

経糸と緯糸が織りなすドラマ

緯糸を選んだら、いよいよ織りはじめます。ヘドルを上に置いたときにできる隙間に右から左へ緯糸を通し、ヘドルを手前に引いてトントン。ヘドルを元に戻し、下におろすとできる隙間に今度は左から右へと緯糸を渡し、ヘドルを手前に引いてトントン。この動作の繰り返しです。
緯糸の通しはじめと通し終わりの部分で約30度の角度をつける、緯糸を強く引っ張らず若干ゆるめに扱う、ヘドルを持つ力を左右平等にするなど、注意しながら織り進めます。

緯糸がなくなったら次の緯糸を選びます。色の変化はもちろん、太さの全く違うもの、キラキラやかわいいボンボンがついたもの、孔雀のような風合いのものなど…見ているだけでも楽しい緯糸は、経糸と織り合わせることで雰囲気ががらりと変わります。「中島みゆきさんの歌にもありますよね。縦の糸はあなた、横の糸は私。まさに糸の出会いはそれなんですよ」と中井先生。人との出会いが人生の彩りを豊かにするように、経糸と緯糸の出会いもドラマチックで美しいのが、織る魅力の一つです。

前回の小物入れで織り上げたのは全長50㎝、今回はさらに長くなって70㎝。どなたも作業に集中で織り続けます。

スヌードのあたたかさに包まれて

70㎝に到達したら、織り機から外し、糸の長さを揃えます。
次に、頭からすっぽりかぶれる輪っか状のスヌードにするため半分に折り、それぞれ端から2本ずつ、ギュッと堅結びをしてつなぎます。堅結びした糸はそのままフリンジとして垂らすことで、オシャレ度がアップ。上質の糸を使っているので肌に触れてもチクチクせず、心も体もあたたかい温もりに包まれます。

また、いろんな色を使っているのに不思議とまとまりがあるので、「この服にはくるっと回してこっち側が前に来る方がいいわね」と洋服と相性の良い色を見つけるのも楽しいもの。さっそく、織りたてのスヌードを首にまとってお帰りになられた方が何人もいらっしゃいました。
出かけるのがおっくうになる冬ですが、手織り機で織ったもこもこスヌードを身につけることで、あたたかさに包まれて、外出が楽しくなりますように。

ゆいツアーデスクでは、旅と暮らしを彩る様々な講習会を毎月開催しています。ぜひ、ご参加ください。

前回の「手織りでつくる小物入れ」レポートはこちら

OLCOtT【オルコット】中井智子

2013年に織りに出会い習い始める。日本手芸普及協会プロフェッショナルコースを修了、指導員資格を取得。 その後、ヨーロッパ各地を旅する中で、織物や手工芸に触れ学び、独学で北欧や東欧の織りを研究し、数々の講師にも師事。 奥深い織りの世界の技術習得に取り組みながら、「日常に寄り添う織物」をコンセプトに作品を生み出している。

リンク:http://www.instagram.com/olcott.tocco

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