真結ツアー専用の特別仕様バス、ゆいプリマの内装はレザータイプと、モケットタイプとあります。レザーを使用しているバスが1号車です。
このレザーは、皮革製品の産地・兵庫県姫路市を代表する皮革メーカーで厳しい安全基準をクリアした、日本産のなめし革になります。
今回はそんな真結プリマ1号車で使われている、同じレザーを使ったカードつくりを、
「M’s FACTORY(エムズ ファクトリー)」の小田さんに教えて頂きました。
「ゆいプリマ」のレザーのシートとおそろい
皮革製品を縫う際には穴からあけて糸を通していきますが、今回は事前に穴をあけていただきました。
糊で仮留めされているのを一旦はがします。
使う色を決めます。この糸は蠟引き糸という、ポリエステル素材に蝋引き加工した紐です。蝋を塗ることで耐久性が上がり、水にも強くなります。繊維がほどけず糸先がまとまりやすいのが大きな特徴で、穴の小さい素材も通しやすい紐です。昔は“しにゅう”と言って羊の腸を糸代わりに使っていたそうです。
針の穴の大きさはミシン針のように大きいので糸も通しやすいです。玉留めはせず、5cmほど残しておいて、まずはマチから縫います。
ばってんを作ります。かわいいですね。ばってんを2つ作ったらレザーの裏で糸を結びます。
マチが縫い終われば、穴に糸を通していきます。玉留めをすると縫いにくいので、糸と糸の間に針を3回通してのばすと玉留めしたかのように固定され縫いやすくなります。
皮革製品を縫う針は先が丸くなっています。これは先がとがっていると皮革製品を縫いにくいためだそうです。
縫い終わればバネホックとよばれる、ボタンをつける位置に穴をあけます。
バネホックを留める場所に、しるしを入れます。この留める位置によって、カードケースの雰囲気が変わります。
しるしを入れて、穴をあければ、この機械を使ってバネホックをカードケースに付けます。
使う糸の色、バネホックを付ける位置によって雰囲気が変わり、受講者の皆さん喜ばれていました。真結の旅に参加の際はぜひ、このカードケースを持って行って使ってくださいね。