シンプルだけどセンスが光る、原田憲一工房の鞄

寒さが身にしみるこの頃、風邪などひいていませんか。こんにちは。ゆいリビングスの東口です。

どうしても厚着になるこの季節、バックだけでも軽く、そして丈夫でコンパクト、収納力抜群であればうれしいですよね。そんな希望をすべてかなえたのが、京都の鞄職人、原田憲一さんが作るバッグ。すべての行程が手作業によってつくられている大人気の革バッグをご紹介します。

カッコいい、ちょっぴり頑固な職人さん

原田憲一さんの工房は、京都御所すぐ南側にあります。終戦直後から先代が革小物の商いを始めたそうで、その技を引き継ぎ、全行程を確かな腕で作るかばんの職人が原田憲一さん。工房では、ご家族で製品づくりをされていて、丁寧な縫製は丈夫で美しく、こわれません。
かばんの品質は手にとればすぐわかっていただけます。生粋の京都人である原田さんは、ダンディでとてもおしゃれ、そしてなにより本物を愛するお人柄。

革と他素材とのコンビネーション

そんな原田さんのバックは、すべて革だけで作られているものから、革以外の素材と組み合わせた商品など本当に様々。当店の前身である「クロワッサンの店神戸店」という雑貨屋の時代には、ナイロンと革のコンビネーションバッグが隠れたヒット商品でした。コンビで使用する革はもちろん、ナイロンも国産の上質なものを使用し、しなやかでつややかな光沢があり、それがパラシュートの素材として使われているということで、通称「パラシュートクロス」と呼ばれていました。小ぶりでかたちも愛らしく、旅行などで大事なものを身につけておくにはピッタリのサイズだったこともあり、入荷するとすぐ売り切れてしまうほど。
そんな「パラシュートクロス」バックもそのナイロン素材が廃盤になったことから、製作不可となり消える運命に。その後、そのバックを使い込んだお客様から「もう一度なんとか作れないか」というお声を山のようにいただきました。
それを原田さんに直接お伝えしたところ、「最近、当時のナイロンと同じレベルの、国産の良いものが出てきたのでぜひやってみましょう」といううれしいお返事が。

さらに丈夫、オシャレに進化

このナイロンは以前のものよりさらに強く丈夫になり、熱にも変化しないので、現在ではパラシュートではなく、主に車のエアバックに使われているそうです。
うれしいお返事をいただいてから、約1年。原田さんと担当の私との激しい(?)ファックスのやり取りを経て、以前のデザインのよさを残しつつ、改良点やアイデアも盛り込んで、新しい原田憲一のナイロンショルダーバッグが完成しました!

原田憲一「ナイロンショルダーバック」
サイズはW33×H30×D9cm
カラーは4色 税込 8,580円

原田憲一工房

真結の旅

私達がつくる“いまだかつてないバス旅”、 それが「真結(ゆい)」であり、風呂敷の結び方である“真結び(まむすび)”から由来したものです。 “本物”の旅を身体と心で感じていただき、そしてその感動をお客様が共有(結びつき)していただける“こだわり”のツアーブランドです。 観光地やお食事、そしてお宿と、“こだわり”だからこその工夫や心づくしを凝らしますが、決して“本物”=“高級”ではなく、質素な中にも“本物”を追求した旅程を、経験豊かなプランナーがご提案いたします。