こんにちは、店長の東口です。おかげさまで、YUI livingsがオープンして半年が経ちました。毎日、大勢のお客様にご来店いただいて、素敵な出逢いに感謝しています。これからもいっそう楽しいお店を作っていきますので、引き続きご愛顧くたさいますようお願い申し上げます。
さて、今の季節は、新玉ねぎやじゃがいもなど春の生命力あふれる野菜がいっぱい。色々組み合わせると、あじにも彩りにも変化があって楽しいものです。料理研究家・土井善晴さんの著書『一汁一菜で良いと言う提案』でも注目を集めている具だくさんのおみそ汁を充分に味わっていただくために、大 ぶりの漆のお椀はいかがでしょう。野菜の自然な色あいと、落ち着いた漆の朱色や黒は相性がいいので、食卓がさらに華やかになります。
シンプルで、実用的な山中塗
YUI livingsでは、山中漆器の産地・石川県山中町「石川漆宝堂」の漆の汁椀やプレートを扱っております。山中漆器は今から450年ほど前、まちに流れる大聖寺川の上流にある真砂村から木地師が移住し、技術が伝わって始まったそうで、たいへん古い歴史があります。木地を薄く美しく挽く、高度なろくろの技術によって厚ぼったさがなく、かるくてスマートなお椀が多いそう。漆の塗りはシンプルで、かざり模様は控えめ。その分耐久性が高くて価格も手ごろ、日常的に使えるのでおすすめです。
繊細だけど、タフで使える漆塗り
漆は急激な温度変化と擦り傷に弱いため、食洗機や電子レンジは使えません。けれど、ふだん使いなら洗剤を使う必要がなく、汚れやにおいが落ちやすくて水切れもよい上、丈夫です。少しずつ暮らしになじんでいくよう、お気に入りの器を選んで毎日ちょっとずつ使い、とにかく食卓に登場させてあげてください。