今年も残すところわずか、年末年始のご準備は進んでいらっしゃいますか。こんにちは、ゆいリビングスの樋口です。今回はお正月飾りにぴったりの郷土玩具、能古見(のごみ)人形をご紹介いたします。
魔除け・開運のみやげ物として
能古見人形は、日本三大稲荷のひとつ、佐賀県にある祐徳稲荷神社のみやげ物。戦争が終結した昭和20年、物資がなくて人々の心がすさみがちだった時代に、染色家である鈴田照次さんが食物だけでなくこころの潤いも大切だという思いを込めて作ったもの。その後は佐賀県の観光地ばかりでなく、魔除け・開運の郷土玩具として広く売り出され、今日に至っています。
きっと目にしたことのある、切手の図案
能古見人形は、ぽってりとした丸み、単純化された造形と鮮やかな色使いが特徴。実は、干支をモチーフにした能古見人形はこれまでに3回、年賀切手に登場しています。
(兎の年賀切手の写真)
昭和38(1963)年 のごみ人形土鈴:シンプルなかたちが愛らしい、うさぎモチーフ。
(未の年賀切手の写真)
平成3(1991)年 のごみ人形土鈴:魔をはらってくれそうな、キリっとしたひつじ。
(午の年賀切手の写真)
平成26(2014)年 のごみ人形稲荷駒:白馬の背に宝珠が乗った、重量感がある美しさ。
年賀切手の図案に採用されたことにより、能古見人形はますます日本全国に知られ、広く永く愛され続けています。
日本が誇る能古見人形の土鈴で、お正月を縁起よく
ぜひ店頭でお試しいただきたいのが、「カラコロ」という素朴な響き。佐賀県産の土と有田焼などにも使われる石粉をブレンドしたオリジナルの粘土が使われており、手にした瞬間、ぬくもりあふれる質感が気持ちを穏やかにしてくれます。新年のご準備に、日本が誇る能古見人形の干支土鈴をご自宅に迎えませんか?2019年が、さらにすばらしい1年になりますように。