職人の技が詰まった「ゆいツアーデスク」

2017年秋にオープンした「ゆいツアーデスク」、もうご利用くださいましたか。これから旅に出る人たち、旅を終えた人たち、そして旅を演出するスタッフとゆいプリマを結び、真結(ゆい)の旅に関わるすべての人々をあたたかくお迎えできるよう、ゆいプリマの車内を思わせるぬくもりのある空間づくりをめざしました。真結の旅にご参加くださったゆいクラブ会員様を中心にくつろいでいただける「ゆいツアーデスク」の、職人の技を尽くしたオリジナル家具の数々をご覧ください。

めじるしは、はっと目を引く「大川組子」

三宮本通商店街(アーケード側)から「ゆいツアーデスク」へお越しいただく際、一番に目に飛び込んでくるのが「大川組子」。船大工の技術をルーツに持つ家具の町、福岡県大川町生まれで、JR九州のクルーズトレイン「ななつ星 in九州」や「或る列車」など、デザイナーの水戸岡鋭治氏が制作にたずさわった列車に使用されている組子と同じ職人の手で作られました。緻密に組み上げられた組子は3枚、そのうち2枚が動かせる仕組みになっているため、空間を仕切ったり、さまざまに活用することが可能です。

だれもが気軽に集える、テーブルと椅子

日常的なコミュニケーションの場としてはもちろん、講習会やフェアなどでも大活躍のテーブルは、大小合わせて2台あり、どちらもナラ材が使用されています。テーブルにぴったりおさまっている椅子は、ナラ材より少し明るめのメープル材。女性でも片手でひょいっと持てるほど軽く、重ねて収納できる優れもので、表面はつるつる、ずっとなでていたくなるような風合いです。コンシェルジュデスクまわりには、肘置き付きのゆったりした椅子が3脚あり、座面には「ゆいプリマ」2号車と同じモケット素材を使用。市松模様、天草さらさ、ぶどう柄の3種が描かれています。

クラシカルに、魅せる収納棚を

「ゆいツアーデスク」の正面奥には、ほぼ一面に収納棚が並んでいます。生地を張り付けたように見えるのは、木に直接プリントするという最先端の技術で表現しているから。木目は一枚一枚異なり、木のぬくもりが心地よく感じられます。柄は2種類あって、一つは江戸時代の天草さらさをリ・デザインしたもので、もう一つは19世紀イギリスのウィリアム・モリスによるドングリ柄をリ・デザインしてオリジナルパターン化したもの。時代を越えても古びない普遍性と、なつかしくて新しい居心地をそなえたひとときを演出できるようにとデザインされたそうです。

また、暮らしを提案するショップ「ゆいリビングス」との区切りとして設置しているガラス板には、組子をイメージさせる幾何学の文様が。目的が異なる2つの空間を、うまく融合させています。

「ゆいツアーデスク」のデザインを手がけた水戸岡鋭治氏いわく、「日本中を旅するゆいプリマにちなんだ、デザインと日本の職人の技が詰まったツアーデスク。食べて、飲んで、話して、だれもが気軽に集える、笑顔と笑いにあふれる時間と空間をお楽しみください」とのこと。旅話に花を咲かせたり、次の旅に想いをはせたり…満ち足りた時間をすごしていただけば幸いです。

YUI 旅と暮らしと「ゆいツアーデスク」

かつてない上質なバス旅「真結」の世界観や魅力をお伝えし、さらに興味を抱いていただくために。専属スタッフやツアーアテンダントと共に次のツアーを選んだり、旅を通じて知り合ったメンバーと旅話に花を咲かせたり、さらに旅を楽しむための講座やイベントに参加するなど、「真結」の旅に一度でもご参加くださった「ゆいクラブ」会員様を中心に、ゆったりとご利用いただける交流の場です。 *********************************************************************************** 〒650-0021 神戸市中央区三宮町2-10-7 グレースコウベビル1F(三宮本通商店街内)                 TEL 078-381-8900

真結の旅

私達がつくる“いまだかつてないバス旅”、 それが「真結(ゆい)」であり、風呂敷の結び方である“真結び(まむすび)”から由来したものです。 “本物”の旅を身体と心で感じていただき、そしてその感動をお客様が共有(結びつき)していただける“こだわり”のツアーブランドです。 観光地やお食事、そしてお宿と、“こだわり”だからこその工夫や心づくしを凝らしますが、決して“本物”=“高級”ではなく、質素な中にも“本物”を追求した旅程を、経験豊かなプランナーがご提案いたします。